グリーン杜仲
スポンサードリンク
杜仲茶は、採取した杜仲の葉を乾燥・加工するときに、葉自体の酵素による成分の酸化、さらに焙煎時の高温によって葉緑素やビタミン群(A・B1・B2・B6・C・E)カテキン類、ケルセチンなどの有効成分の相当部分が分解・消去されてしまうといった弱点が指摘されてきた。この課題を解決するものとして、1994年に完成(製法開発者は理学博士・濱野吉秀氏)されたのが、鮮やかな緑色と本来の保有成分をそっくり残した「グリーン杜仲」である。ちなみに「グリーン」の名の示す葉緑素(クロロフィル)の含有量は、粉末100g当たり平均500mgである。
杜仲の最大の特有成分であるゲニポシド酸は通常の杜仲茶の5倍(100g中平均1800mg)を含有、ストレス性の高血圧、性行動の低下、記憶力減退を抑制するなど老化防止用、またピノレジノール・ジグルコサイドには末梢血管の拡張、血行障害の改善、リウマチや神経痛の症状改善、利尿のほか、発ガンの原因となるDNAの損傷を修復する作用が認められている。さらに杜仲葉の第2の特有成分であるグッタペルカ(粘質性のゴムのような銀糸物質)も、低温加工により変質がない。グッタペルカは、胃壁の保護、毛細血管の強化、発毛促進、歯ぐきを丈夫にするなどの機能性をもつ。また、杜仲の含有するタンパク質はコラーゲンの新陳代謝を促進する機能とメカニズムを有し、これが血管・内臓。骨・皮膚・毛髪などを若返らせる作用を持つことが、各種の実験を通じて明らかにされている。ミネラル類ではカルシウム、亜鉛、マンガン、リン、カリウムなど、多様な種類をバランスよく含んでいることも、きわめて大きな特徴である。
最近注目されているSOD(活性酸素除去酵素)様物質は、体内の活性酸素の消去して組織の過酸化を抑え、ガン・動脈硬化・アトピー・老化などを防ぐ物質であるが、グリーン杜仲にはこのSOD成分が多量に検出されており(平均値として1g中に7000ユニット)、これは同様の作用で話題のカテキン(タンニンの一種)の含有量が多いこと(100g中にエピガロカテキンガレート40mg)と同じく画期的である。さらに、グリーン杜仲は微粉末化して”食べる”ことにより、含有量が35.8%にも達する食物繊維の効果として血中コレステロールの減少、高血圧や動脈硬化の抑制、胃腸環境の上窩、便秘の解消、大腸ガンの予防などが期待できる。
グリーン杜仲と類似性があるように見える葉緑素形の健康食品としては、モロヘイヤ、アシタバ、蓬(よもぎ)、熊笹などがあるが、ビタミン類やミネラル類の含有量や量的バランスということになると、グリーン杜仲が一頭群を抜いている観がある。そのような栄養特性を生かす目的で、粉末として供給されるグリーン杜仲をパン、うどん、そば、カステラ、シャーベット、アイスクリーム、ヨーグルト、豆腐、こんにゃく、飴、餅、などの一般食品に添加することも進められている。