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シジミ

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写真はヤマトシジミ
シジミの強肝効果について江戸中期(天明年間)の『食品国歌』に「蜆よく黄疸を治し酔を解す」と記されたことを知れば、そこに医食同源の典型を見る思いの人も多いに相違ない。肝臓への効用は医学界でも広く認めるところだが、“赤いビタミン”の異名を持つビタミンB12(造血・脳細胞の活性化・手足のしびれ改善)が62ugと群を抜いて多い。カルシウム・亜鉛・銅などミネラルにも大きな数字が並ぶ。タンパク質はアミノ酸のバランスがよく、アミノ酸スコアは95。とくに高血圧改善や肝臓の解毒作用の亢進、心不全への効果が期待できるタウリンが注目される。

日常的には味噌汁がほとんどだが、風味のみならず味噌の栄養価も加味される上に、食膳に暖かさや懐かしさがあふれて心が和み、食事全体の消化吸収効率もぐっと高まる。

水溶性のエキス成分を取るには、鮮度のよいシジミに同量の水を加えて1~2時間ほど弱火で煮たあと汁を濾過し、それを半量に煮詰めればよい。それを1回に盃に1杯くらいずつ、1日3回ほど飲めば、体力回復、肝機能強化、貧血改善、母乳の出をよくする、肌のシミ取りによいとされるが、その効用が確かなことは、市販のシジミエキスが長い人気を保っていることが何よりの証拠であろう。

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