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シャペウ・デ・コウロ

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自生地ブラジルでは、“血液をきれいにする薬草”として伝統的に用いられてきたオモダカ科の水草である。同じオモダカ科のサジオモダカは、日本の北部や高地、中国東北部、東シベリアなどの沼沢地に自生する多年草で、漢方ではその球茎を沢瀉(たくしゃ)と呼び、利尿、めまい、脚気、胃炎、胃下垂、下痢、虚弱体質、高血糖などに用いており、また、中国ではその葉を沢瀉葉(たくしゃよう)といい、慢性気管支炎などを目標として民間薬的に使われている。

シャペウ・デ・コウロは、薬用植物の宝庫といわれるブラジルを中心とした中南米の水質の良い池や沼、川べりに自生し、人の背丈にも達する長い茎の先に長径50~70㎝にもなる楕円形の葉をつけるが、ブラジルでは木の葉を採取して陰干しにしたものを、軽く火であぶってからもみ砕き、それを煎じてお茶のように飲む。現地では、それが血液を浄化する働きを持ち、女性の肌を滑らかにするばかりか、湿疹や吹き出物などの皮膚疾患、利尿、腎臓病、関節炎、痛風、皮膚病、リウマチ、腫瘍などに効果があるとして伝統的に愛飲しており、ブラジルの植物辞典には薬草として記載されている。

成人病(生活習慣病)や老化現象に数えられる諸疾患の発症の若年化が進む日本では、血中コレステロールや中性脂肪の増加、活性酸素による脂質の過酸化作用などがその原因の一つと考えられて、さまざまな対処法や従来健康食品の見直しが進められてきているが、その研究成果が一般の関心を集めるようになったのはそれほど遠いことではない。そうした認識の広まりに呼応して、世間ではダイエットに対する見方も変化してきた。ダイエットは痩せるためばかりではなく、健康追求の大切な手段と目されるようになったのである。着飾ったり化粧するより以上に、すっきりとした体形ときれいな素肌を持つ健康美を重視すべきで、そのためには節食ではなく、必要なものを努めて摂取すべきだと考えられるようになった。シャペウ・デ・コウロはこうした新しい気運を背景に、時を得て日本に登場することとなった。

シャペウ・デ・コウロの葉の乾燥粉末からの熱水抽出物(煮出した液)による基礎研究では、血中コレステロールと中性脂肪の上昇を抑制する作用が認められている。すなわち

を与えたマウス郡を比較すると、総コレステロール値と中性脂肪の上昇が③10%添加食のグループで大幅に(3~5割)抑制されることが実証された。同時にHDLコレステロール(善玉)は約2倍強も上昇した。

また、活性酸素を消去する作用、脂質の過酸化を抑制する過酸化脂質抑制作用があることも、それぞれキサンチン-キサンチンオキシターゼ法、ヤギ法によって確認され、さらに多糖画分に抗アレルギー作用があることも報告されている。

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