パパイアエキス
スポンサードリンク

中南部原産のパパイアの果汁を濃縮して得られるのがパパイアエキスである。エキス中にはパパインで代表されるタンパク分解酵素のほか、脂肪やデンプン質に対する分解能を示す要素も認められる。
欧米では分解能を利用し消化剤として使われてきた。また食用品として肉の軟化やハムの製造に利用され、またビールの清澄剤としても使われている。
薬用目的には化粧品や入浴剤に添付されてきたが、色白の清らかな美肌の形成のほか、アトピー性皮膚炎にも外用剤として使われるようになり、パパイア原産地で利用されているように傷や火傷、虫刺されなどのほか、皮膚の障害やトラブルに広く応用できることがわかってきた。フィリピンでは、イボや魚の目の治療にパパイアの果汁が利用されており、日本で製剤されたものにももちろんその作用があるほか、水イボなどにも有効なことが確かめられている。
アトピー性皮膚炎に対して治療効果のあることは、パパイアエキス製剤の内腹によっても確かめられ、これと同一原因によるとされる気管支喘息や花粉症などのアレルギー性疾患にも高い有効性があることが実証されている。
また、脂肪に対する分解能があることから肥満や高脂血症に利用する道も開かれており、これらを原因とする疾患である動脈硬化症や糖尿病、脂肪肝から慢性肝疾患にいたるまで、さらには脳梗塞では即効的な改善が得られることも判明している。このほか、各種成人病に対する利用の可能性についても今後の検討課題と考えられている。