ブドウ種子エキス
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「ワインの愛飲家には動脈硬化が少ない」とのフランスの疫学調査結果を承けて、その効果がブドウに含まれるフラボノイド(植物性の色素成分)の過酸化防止作用によるのではないかと研究が進められた結果、ブドウの種子エキスから有効成分として精製されたのがプロアントシアニジンである。この物質は醸造時に種子も一緒に発酵させる赤ワインに多く含まれているところから、種子こそ有効成分の宝庫ではないかと着眼したところ抽出成功の鍵があったことになる。
プロアントシアニジンの抗酸化力を調べた研究では、天然の抗酸化物質として注目されるカテキン(緑茶成分)やトコフェロール(ビタミンE)に比して約5倍もの相対抗酸化力(水系モデルで、カテキン2.50、トコフェロール2.03に対しプロアントシアニジン5量体は9.89)を持つことが明らかにされた。この高いラジカル消去作用は、老化・発ガン・生活習慣病・白内障などの有力な要因とされる活性酸素の発生とそれに伴う過酸化物の蓄積や栄養成分の過酸化的分解を防ぐことに貢献するため、機能性食品や栄養補助食品の素材、加工食品(畜肉・飲料・発酵食品・菓子類・乳製品・調味料など)の酸化による品質劣化の防止、魚肉の酸化による変色や臭気防止用として、また化粧品素材などへも積極的活用が始められている。