海岸松エキス
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南フランスの大西洋沿岸の一部に生育しているフランス海岸松(英語名 Pinas Pinaster Pine)の樹皮から得られたエキスで、フルネームは「フランス海岸松樹皮抽出物」(米国商標「ピクノジェノール Pycnogenol」)である。樹皮が生薬となる例は多数あるが、これは16世紀のフランスの探検家J・カルチェの率いる探検隊がカナダを探検中に壊血病にかかったとき、現地のインディアンに松の樹皮を飲むことを教えられて助かったという記録が発見のきっかけとなった。1950年代にケベック大学(カナダ)の客員教授をしていたボルドー大学のJ・マスケリュ教授がこの記録を知り、フランスに帰った後も樹皮成分(フラボノイド)の研究を続ける中で、生理活性の高いこのフランス海岸松樹皮エキスに辿り着いたのである。以後、欧州の一部でその卓効が認められていたが、90年代に入ってからアメリカで研究が進み、サプリメント市場に登場するや爆発的な評判を得た。
アメリカでの大掛かりな研究成果が発表されているが、それによると主要成分であるフラボノイド類に比類ない効酸化作用が見出されている。今や体内に発生する活性酸素が、ガン・循環器障害、炎症、老化などの諸病の元凶であることは明らかで、したがって抗酸化物質の発見は至上の命題であるが、その意味でこのニューフェイスにかけられる期待は非常に大きなものがあるといえる。