金線蓮
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金線蓮(きんせんれん)
飽食・美食・美酒・運動不足は中高年層にありがちのことで、肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病・肝臓障害といった生活習慣病の大きな原因として指摘されるところだが、この金線蓮はまさにそのような現代人を照準に、歴史の淵から浮かび上がった感のある薬草である。
金線蓮はラン科の薬用植物(学名 Anoedtochilus formosanus Hayata)で、濃緑色のビロード状の葉に金色の葉脈が走るところからこの名があり、産地の台湾では薬王、薬虎、金草などの別名でも呼ばれ、古くから滋養強壮、血流改善、鎮静、利尿、高血圧、糖尿病に用いる民間薬剤として名を馳せてきた。しかし近年は野生種が減り、人工栽培も難しく、入手は容易ではないという。
日本における動物実験でも、その全草の熱水抽出液に、
- 糖吸収抑制作用があり、その有効成分はハイドロキシ酪酸配糖体であって、よく知られたギムネマよりも少ない量で大きな効果が得られる
- 動脈硬化の原因になる高脂血症を引き起こす血中コレステロールや中性脂肪の増加を強く抑制する
- 脂肪組織への脂肪蓄積を抑制し、肥満を防止する
- 四塩化炭素の腹腔内注射による実験的な肝障害に対しても、GOTやGPT値の上昇を抑制する
といった効果が明らかにされ、健康食品の仲間入りを果たして注目を浴びることとなった。