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玄米胚芽油

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玄米胚芽油(げんまいはいがあぶら)
玄米
玄米が健康によいといわれるには非常に多面的な意味があるが、とりわけ大きなメリットは、その胚芽に含まれている栄養素にある。胚芽は将来発芽するときの芽になる部分で、ここにはビタミンEやミネラル、脂肪酸が豊富に含まれているため、玄米だけを食べていても必要な栄養のバランスを保てるほどであるが、調理しにくいこと、食べにくく消化しにくいという欠点のために、玄米食に切り替える人は少ないのが現状である。

玄米胚芽油は、この玄米の優れた栄養価を生む中心的存在である胚芽から抽出した油脂で、ビタミンE・B1・B2などのビタミン類の含有量が多い。特に脂溶性ビタミンであるビタミンEは、不足すると体内の脂質と活性酸素が結びついて過酸化脂質という有害な物質を作る。これが各器官や臓器の老化現象を促進し、成人病などの原因となっている。ビタミンEが「若さと美のビタミン」といわれる所以である。さらに、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸、さらにアミノ酸も含まれている。

もう一つの特徴として、玄米胚芽油には、自律神経の変調を改善するγ(ガンマ)-オリザノールという薬用成分が含まれている。

自律神経は精神的ストレスや感情の起伏に左右されやすく、更年期の憂鬱や不安感が自律神経の失調を招き、ついには重症の更年期障害に陥る例も多いのである。こうした更年期障害に対して、γ(ガンマ)-オリザノールは有効性が証明されている。

具体的な作用としては

  • 間脳視床下部機能の老化阻止作用(自律神経の中枢に当たる間脳の機能低下を防ぐ)
  • 精線刺激作用(性中枢の衰えを改善する)
  • 成長促進作用
  • 体内コレステロールの低減作用
  • 末梢血幹および皮膚の血流改善作用

これら頭痛、腰痛、疲労感、肩こり、食欲不振、倦怠感、めまいなど、更年期自律神経失調症に悩んでいる患者にとって、γ(ガンマ)-オリザノールは非常に有効であるとする研究報告は多い。なかには60歳の主婦で、いつも頭痛、めまい、みぞおちの痛み、便秘などがあり、顔はのぼせやすく、夜間に動悸が激しくて呼吸困難と心臓発作のような症状を持っていたが、γ(ガンマ)-オリザノールの投与によって、二週間足らずで正常に回復したというような例もある。

玄米胚芽油にはこのγ(ガンマ)-オリザノールが1.5%も含まれており、リノール酸のコレステロール低下作用やビタミンEの老化防止作用と協力し合って優れた効果を発揮する点が大きな特徴である。

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