鯉エキス
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鯉は淡水魚の中でも寿命の長い魚としてよく知られ、現在北半球では寒冷地を除くアジア、ヨーロッパ、北米、東南アジア、南半球ではオーストラリア、ニュージーランドでも繁殖している。
日本での食用には、コイの洗いのほが、みそ汁仕立ての鯉濃(こいこく)が一般的で、精力がつき、授乳期の女性が飲むと母乳の出がよくなるといわれている。この際、鱗を取らずに煮るのが特長だが、煮る間に鱗が溶けて成分が浸出するようである。中国では「鯉は川を上り龍になる」という言い伝えから、糖酷鯉魚(タンツーリーユ=鯉の丸揚げ甘酢がけ)は、縁起のよいものとされている。
薬理的にも、鯉は利尿作用があり、浮腫を除くとされ、中国医学では「肥満、咳嗽気逆(がいらつきぎゃく)(しゃっくり、咳、ゲップなど)、乳汁不通を治す」といわれている。妊娠中毒症(浮腫)、つわり、慢性腎炎などにも効果が認められている。
鯉の胆嚢は、古くから眼精疲労に良いことも伝承されている。
鯉の丸ごとのエキスは疲労回復以外の効果が期待されるが、鯉エキスが過酸化脂質投与ラットにおける肝障害や高脂血症を予防し、さらにインスリン作用があることが明らかにされている。