松葉エキス
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松の葉は、不老長寿のため仙人が常用したといわれ、また強壮薬としても利用されてきた。
松葉を細刻ちすり鉢でよくすり、それを弱火で煮て搾った油液を「松葉精」と呼ぶ。今日、松葉エキスといわれるものであるが、これに蜂蜜を適当に加えると飲みやすくなる。民間の伝承療法としては、生の松葉をそのまま毎朝3~4本ずつ食べるという方法もある。
松葉エキスは古くから伝えられてきた民間療法の一つで、伝承的効用の一つとして「血をきれいにする」というのがあるが、最近はその効用が見直されてきた。というのも、高血圧などに特に効果を発揮することが確認されたからである。
松葉エキスには、葉緑素やビタミンA・C・K、カルシウム、鉄、その他多くの酵素を含んでおり、中でも、松葉の表面に析出するロウ質(松ヤニ)にはクエルセチン、ビタミンA・Cが豊富に含まれている。このビタミンCとクエルセチンには血管壁を強化する働きがあり、脳卒中や高血圧症の予防と治療に効果があると考えられている。とくに動物性食品を多く摂り、血中コレステロール値の高い人には好適である。このほか、タバコの有害物質であるニコチンを体外へ排出する作用がある。