千振
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千振(せんぶり)

センブリ(学名 Swertis japonica)は、日本では全国の松林、ススキ原など、いたるところに野生している。茎、根、葉、花とともに強い苦味があり、愈の中で1000回降っても苦味が残ることから名付けられたというが、またの名を「とうやく(当薬)」という。この苦味の成分の中に有効成分がある。名前の由来からもわかるように、古来から薬草として利用され、民間薬の元祖的存在である。
この効用の元は、苦味の配糖体にあるが、その一つ、ゲンチオピクロシドはスペインやフランスなどに産する生薬の有効成分につけられた名前で、苦味健胃薬、神経強壮剤として使われている成分である。もう一つは、スウェルティアマリンという配糖体である。これは50万倍に薄めてもなお苦いといわれる苦味健胃剤である。これらの苦味成分が胃の中に入ると、胃の働きを促進し、食欲を起こさせる働きがある。
こうした千振の働きは、
- 胃痙攣(いけいれん)、腹痛
- 狭心症
- 酒の飲みすぎで気分が悪いとき
- 胃ガン
- 凍傷、ひび、あかぎれ
- ハゲの予防(千振の主成分の一つ、スェルティアマリンが発毛剤として大量に使われている)
など、多岐にわたっている。