ヒバマタ
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北本平洋に分布する褐藻類ヒバマタ科の海藻。潮間帯(干潮時に海面上に露出する深さの一帯)の岩礁に生え、基部から次第に太くなるオリーブ色の枝は房状に分岐して、長さ30㎝未満の扇形に育つ。北太平洋に分布しており、日本には北海道にその一種Fucus evanescens(フォーカス エバネッセンス)があるが、アメリカでは別種のFucus vesiculosis種(フォーカス ベシキュローシス)を採取して細く切り、日干しにしたものをお茶のようにして飲んだり、また、海藻自体は食べないがシーフードを茹でるときに味つけ用に加えたり、煮汁をスープのように飲むと健康に良いとされている。これと同じことが西欧や北欧でも行われ、アラスカ(ベーリング海域)では生で食されている。
アメリカの健康食品店では乾燥葉が「Badderwrack茶(ブラダーラック)」として販売されているが、成分的にはタンバク質やヨードが豊富なほかミネラルが豊富に含まれているのが特長で、“ミネラル補袷食品”と呼びたいほどであるが、際立っているのはマグネシウムと亜鉛の含有量である。いずれも改めてその十二分の摂取が要請されている成分だが、亜鉛はとくに今や国民病とさえ言われるインシュリン非依存型糖尿病の予防、免疫能の活性化、体内での核酸合成、味覚障害や降圧剤の副作用の予防には欠かせないものとして注目されている。