寒天
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寒天(かんてん)

原料は主にテングサ科(テングサ、オオブサ、オニクサ、オバクサなど)の海藻で、その粘質物を浸出冷却し、ゼリー状に固めたもの(トコロテン)を天然の寒気で冷結乾燥したものである。
記録によれば1000年前にはすでにトコロテンがあり、寒天の製造は約300年前、京都の一旅館主の偶然の発見がその契機となった。現在では気候風土から長野県で大半が生産される。
栄養成分としてはカルシウムと食物繊維が多いほかはほとんど期待できないが、この食物繊維が100g中81.3gと食品中トップである。
この水溶性の繊維はナトリウムと結びついて血圧を下げる働きが強い。また腸内でコレステロールや胆汁酸の吸収を阻害するので、血液中や肝臓内のコレステロールを減らし、動脈硬化、高コレステロール血症、虚血性心臓病、胆石などの病気に対する予防効果も高いことが実証されている。
また、水溶性の繊維には糖尿病を予防する効果があるとされる。それは、ブドウ糖が胃の中に溜まっている時間を長くするため、糖分の吸収が遅れ、血糖が急上昇するのを防ぐからである。