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布海苔

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布海苔(ふのり)
古くから糊材として用いられてきた海藻(紅藻植物・フノリ科。日本近海では主にマフノリ、フクロフノリ、ハナフノリを産する)だが、日本では江戸時代に黄疸や食中毒、疫痢、難産などの民間薬として用いられた記録(『救民単方』など)があり、中国にも解熱、胆石、去痰(きょたん)、止瀉(ししゃ)などへの薬効が書かれた医典(『食性本草』『本草綱目』など)がある。

布海苔の有効成分の第一は、α型とβ型のガラクトースが交互に鎖状に結びついた構造の「フノラン」という粘質多糖体で、高血圧、高脂血症、移植ガンヘの効果をマウスを用いて実験し、血圧降下、動脈硬化指数の大幅な改善、血中ナトリウムの低減、エールリッヒ腹水ガンやサルコーマー80固形ガンなどに対し、顕著な発育抑制と延命効果を見出されている。また、糖尿病に関しての高血糖マウスに対してフノリ順位を投与した実験があり、ここでも良好な血糖降下を認め、硫酸基を持つフノランの分子構造が糖の取り込みに貢献するためと推定されている。

布海苔を水や温湯に数時間浸漬すればフノランのエキスが得られるが、便利な顆粒製品もある。

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